肌荒れ ニキビ
     

黒ニキビ(開放面皰)

開放面皰は毛孔が開大した状態である.臨床的に直径が0.1〜3mmの明らかな黒色病巣として存在する。開放面皰は通常,閉鎖面皰から毛孔出口が開いて生じると考えられている。
大きな面皰内容物が面皰圧出器で排出されると毛包内容物は西洋梨状のしっかりした灰白色のグリース状構造物として認められる.組織学的には開大した毛孔を有する。
黒色の色はメラニンによると考えられている.すなわち,面皰壁の頂点にある毛漏斗部出口とその近くにある表皮のメラノサイトがメラニンを産生し,メラニンが角層細胞に移送される.移送されたメラニンの集まりが層状となり,密接に重なりあって黒褐色を呈すると考えられている。
面皰の内腔は密な層状の角層細胞と皮脂で充満している。毛包管は拡大し,アクネ菌の集塊があり,皮脂腺は萎縮している。また,面皰内腔には断裂した毛が認められる。
面皰圧出によって黒色の色素沈着はなくなる。開放面皰から炎症性病変に移行するケースは非常に少ないと考えられている。なお,どのような原因で白にきび(閉鎖画地)と黒にきび(開放画飽)ができるのかという発症機序の違いについては,現在のところ不明である。

面皰の形成に関係する要因 面皰の形成に関係する因子としては,皮脂腺における男性ホルモン受容体の感受性の元進,皮脂分泌亢進,毛包漏斗部の分化の異常,毛包漏斗部上皮の剥離,脱落過程の異常が考えられている。
毛包漏斗部の角化異常についてはケラチン16,フイラグリンの関与,男性ホルモンによる5α−リダクターゼ(I型)の活性の上昇などの要因が考えられている。
最近,皮脂腺細胞の後期の分化に関係するperoxisome prolifrrators-activat ed receptorの活性化が報告されている.皮脂の成分の異常ではリノレイン酸の減少,遊離脂肪酸(FFA)が面皰の形成に関与し,漏斗部上皮のIL−1α産生による面皰形成が考えられている。

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