肌荒れ ニキビ
     

ニキビを根本的に治すには「漢方薬」を使う

「皮膚病には塗り薬」は必ずしもあてはまらない
皮膚になにかできると、「塗り薬をください」と多くの人がリクエストします。ニキビを含め、皮膚にできたものには「なにか塗らなければ」と思うのは人情でしょう。でも、塗り薬の効かない皮膚病はたくさんあります。たとえば、食べ物のアレルギーで、じんましんを起こしたとき、外から塗り薬を使っても意味がありません。ニキビの場合も(とくに大人の二キビは)、塗り薬だけで完全に治ることはあまりありません。それは、からだの中に原因があるからです。ホルモンバランスの乱れがニキビのおもな原因ですので、外からだけでは治りません。生活を見直し、ときには飲み薬の助けも借りて、からだの中から整えていかない限りは、いくら薬を塗ってもきりがありません。

化膿したニキビに薬を塗っても回復が速まることはない
また、「大きいニキビができてしまって10日以上も消えないから、塗り薬で速く治したい」といったことを希望される人も多いのですが、これも無理な相談です。 化膿したニキビに薬を塗って速く治すということはできないのです。ニキビができて化膿した場合、傷口と同じように、皮膚の自然の修復力で治っていくものです。その速さは、細胞分裂の速さということになりますから、個人差がありますし、若いほど速いものです。子どものほうが大人より爪が速く伸びるのと同じです。
それを、薬で速めることはできません。大きく化膿した場合、治るのに1か月以上かかることもよくあります。ニキビに塗り薬を使うことは、意味がないとはいいませんが、あくまでもニキビ治療のなかでは補佐的な役割です。大切なのは生活改善と飲み薬です。

ホルモンバランスを整えたり皮膚の免疫を高める「漢方薬」
 ニキビを根本的に治すには、漢方薬の飲み薬がおすすめです。ホルモンバランスを整えたり、皮膚の免疫を高めるなど、いろいろな作用が知られています。漢方薬のなかでも以下の薬が、ニキビにはよく使われます。体質に合わせて選びますので、同じニキビでも人によって使う薬が違います。
そのほかにもいろいろな漢方薬が使われます。病院で処方してもらえば保険が効きますので、それほど高額なものではありません。煎じ薬もありますが、ニキビの場合は煎じたものでなくても、粉薬で充分効果があるようです。    漢方薬にも副作用はありますが、植物をそのまま使っていますし、数千年の伝統ある医学ですので、抗生物質に比べれば、ずっとからだにやさしいものといえます。

ニキビによく使われる漢方薬
  トウキシャクウヤクサン
●当帰芍薬散‥・色白、冷え性でむくみやすい体質の人。生理が遅れる傾向のある人にもよい。
 カミショウヨウサン
●加味逍遥散‥・頭痛・肩こり・便秘があり、イライラの強い人。不定愁訴のある人。
 ケイシフクリョウカン
●桂枝茯苓丸‥・のぼせやすく、赤ら顔の人。生理前に肩こりやイライラなどの症状があり、生埋痛も強いタイプの人。
 ケイガイレンキョウトウ
●荊芥連翹湯‥・顔全体に皮脂が多く、小さい二キビがたくさんできる人。鼻炎のある人にもよい。
セイジヨウボウフウトウ
●清上防風湯‥・若い人や男の人の二キビによい。額などの皮脂の多い部分に、赤い二キビがたくさんできる人。
ショウミハイドクトウ
●十味敗毒湯‥・おできができやすい人。背中やおしりにも、おできのような痛いこキビができる人によい。ただし便秘している人には、この処方は効かないので、まず便秘を改善する必要がある。
保険の漢方治療の値段は、1か月で2千円から3千円くらいです。

漢方薬の副作用
漢方の場合も、からだに合わないと副作用を起こすことはあります。まずは胃腸障害ですが、胃にもたれる、下痢をするなどの症状を起こすことがあります。 この場合は薬を減らすが変更します。また、肝障害や薬疹はほとんどの薬剤に起こりえますので、漢方薬も例外ではありません。そのほか、心臓や腎臓に病気がある人は注意しなければならない生薬がありますので、医師に相談したほうがよいでしょう。

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